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■ 税金を余計に払ってまで、資本金を1億円超にすべきか考えよう
IPO(上場)を目指すと、資本金が一気に大きくなる。
事業を急激に拡大するためには、お金が必要となるからだ。
銀行からお金を借りるためにも、自己資本比率も重要な基準になる。
そのため、資本金を増やさざる得ない。
もともと、資本主義とは経営が上手い人がお金を集めて事業を行い、その利益を投資家に分配する制度。
その中で最も有名な制度が、株式会社。
この会社の資本金が大きいと言うことは、お金をたくさん集めた証拠。
資本金の金額を法務局にも登記するため、誰でもインターネットで閲覧できる。
もちろん、集めたお金は事業に投資する。
使わないで、寝かせておく会社はない。
そして、事業が拡大していくと、取引先、金融機関、株主など、関係者の数も一気に多くなる。
すると、社会的な責任が重くなったと考えられて、いろいろな法律で縛られることになる。取り扱いが変わってくる。